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お知らせ(2022年12月07日)

第6回グループ全体会議の開催について

グループ対策会議  平成29年12月3日(日)午前9時30分頃、グループ会社である株式会社AT LINER運行による仙台発東京行きの高速バスが、東北自動車道の安達太良サービスエリア駐車場から出発する際に、歩行者を轢過し死亡させるという大変重大な事故が発生しました。
 この事故は、当社グループにおける初の加害死亡事故となったことから、事故発生を重く受け止め、再びこのような事故を起こさぬよう、また事故を風化させぬよう戒めをもって、グループ会社全体の役員および管理者が一堂に会し毎年開催するものです。

 令和4年12月5日第6回目となります今回の開催も、昨年同様新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みWebにより各拠点を結んでリモートでの実施となりました。
 事故発生から5年の歳月が流れました。しかし、今なお事故に遭われた被害者のご無念、そしてご遺族の悲しみが癒えることはなく、時が重なるほどに益々思いが募るばかりではないかと胸が詰まる思いで、グループ全社一同心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、再びこのような悲惨な事故を起こさぬよう決意表明を行いました。
① はじめに
グループ対策会議  開会にあたり、㈱AT LINER取締役より事故発生から5年が経過したこれまでの歳月を振り返り、被害者および遺族の方に対しグループ全体としてこの事故を風化させないよう、この全体会議を意義あるものにする旨の話がありました。
 この1年を振り返り、つい先日の高速バスによる追突事故をはじめ、空港連絡バスの横転炎上事故や観光バスの横転事故など、重大なバスの事故報道が連日のように取り上げられていることから、当グループにおいては事故防止に向けた指導教育と合わせて乗務員の健康管理や運行管理業務を改めて徹底していくこと、また有事の際にきちんと対応できるよう連携を密にとって進めていくことを確認し、参加者全員で事故により亡くなられた被害者へ黙とうを捧げ、謹んで哀悼の意を表しました。
② 事故の振返りと安全対策について
グループ対策会議  (株)AT LINER代表取締役より、平成29年の事故から5年間の振り返りと被害者ならびにご遺族の方へ多大なるご迷惑をお掛けした旨のお話しをいただきました。
 この事故を教訓として何をすべきかを常に課題ととらえ、管理者による乗務員へのサポートや声掛けの重要性、また再発防止について全乗務員への徹底が不可欠であることを重視したコミュニケーションに取り組んできた。安全対策については、アンダーミラーの見え具合や死角カメラの設置、障害物センサーの装備など代表取締役が自ら各営業所に出向いて気になる点の改善に努めてきたが、ソフト面も重要であり乗務員への声掛けや指導は徹底している。
 休憩時や回送などオンオフだけではなく、その間で気を抜いてはいけない場面に対しもう一段階切り替えのスイッチが必要と感じており、ヒューマンエラーだけを責めても改善策にはなり得ないので、管理者側でどのようにサポートできるか、まだまだやれることはあるとの思いで、乗務員のみならず管理者含め全員で協力して作り上げていくことが大切と感じている。事故に関して乗務員の問題だけではなく、管理者・会社にも見直すべき点はあると思うので、一歩下がった眼で乗務員・事故と向き合い、解決のために話し合っていく。
 最後に、二度あってはいけない事故であり、業界的に乗務員も不足する中、人任せではなく全員で事故に向き合いグループ全体で協力しこれからも頑張って進めていく旨のお言葉がありました。
③ 事故防止に関する訓示
グループ対策会議  当社グループを代表し、株式会社桜交通代表取締役より訓示をいただきました。

 先の話にもあったが、事故発生から5年が経過した。
 先般、福島県においても高齢運転者が歩道を走行して死亡事故を起こしたという全国的なニュースもあったが、運転というのは「認知」「判断」「操作」の3要素から成り立っており、高齢者においては免許更新の際に認知機能検査に合格しないといけないが、その判断もさらに厳しくなっていくのではないか。この「認知」というものにも様々あり、五感を活用すると同時に、これまでの経験則がプラスされてくるため、ベテランドライバーは事故が少ない傾向となる。
 しかし人間はロボットではないので100%同じ作業はできない。ミスを前提として管理者は考える必要がある。ミスの原因とは慣れであるため、慣れすぎないように出ていくときの声掛けが大事であり、五感に訴える一つの事例を出して注意点を伝える。

 営業所を回るとヒヤリハットの資料は揃っている。しかし、ただそれを見ておきなさいというだけでは教育としての効果は上がらない。そこをどうすればいいか考えるのかが管理者であり、いかに乗務員の心に残る一言をどうすれば掛けられるのかに気を使っていただきたい。会社全体で安全に取り組んでいることを意識し、管理者としての責任を十分に果たせるよう、そこまで原点に立ち返って見直していただきたい。事故から5年が経ち、新たな気持ちで毎日の日常業務にプラスになるような働きかけを継続していく、それがグループ全体の安全につながっていく。
 以上のとおり、安全最優先を掲げる中で改めてグループや会社の姿勢、管理者が果たすべき職務と乗務員へそれをどう訴え掛けていくかについて、原点回帰の重要性とともにお話しがありました。
④ 事故防止に関する決意表明
グループ対策会議  最後に、株式会社桜交通常務取締役より事故防止に関するお話しをいただくとともに、全員で決意表明を唱和しました。

 新型コロナの影響もやっと収束に向かうような手ごたえはあるが、まだまだ予断を許さない状況。旅客輸送事業者として、事故を減らすためにはということで会議でも話題に上がっており、指示とともにやるべきことができていないという話しもする。
 平時であっても事故をゼロにするのは大変であり、コロナ渦になりここ3年はやりたくてもできないことがたくさんある。組織体系が変わった中でも、安全については同じように担保していかなければならない中で、平時でできないことを非常時でやるというのは相当難しい。
グループ対策会議  ここにいる管理者で知恵を出し合い、この危機を乗り切っていくためには、いつもと同じことは最低限やらなければならないが、現状はそれだけではうまくいかないことを一人ひとりが考えてほしい。もう少しでコロナ渦は明けると思っているので、各自ご協力をお願いしたい。
 以上、事故防止とさらなる事故削減を目指すことを各々が肝に銘じ、参加者全員で決意表明を唱和しました。

私たちはグループ全社一丸となり、再び不幸な事故を起こさぬよう、また多くの皆さまにより安心安全にご利用いただけますよう、これからも安全運行への努力を一歩一歩重ねて参ります。