第7回グループ安全会議の開催について

NEWS - 2023.12.11- 

第7回グループ安全会議を開催しました

平成29年12月3日(日)午前9時30分頃、グループ会社である株式会社AT LINER運行による仙台発東京行きの高速バスが、東北自動車道の安達太良サービスエリア駐車場から出発する際に、歩行者を轢過し死亡させるという大変重大な事故が発生しました。
この事故は、当社グループにおける初の加害死亡事故となったことから、事故発生を重く受け止め、再びこのような事故を起こさぬよう、また事故を風化させぬよう戒めをもって、グループ会社全体の役員および管理者が一堂に会し毎年開催するものです。

ニュース 20221211 第7回グループ安全会議

令和5年12月5日第7回目となります今回の開催も、昨年同様にWEBにより各拠点を結んでリモートでの実施となりました。
事故発生から6年の歳月が流れました。しかし、今なお事故に遭われた被害者のご無念、そしてご遺族の悲しみが癒えることはなく、時が重なるほどに益々思いが募るばかりではないかと胸が詰まる思いで、グループ全社一同心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、再びこのような悲惨な事故を起こさぬよう決意表明を行いました。

① はじめに

開会にあたり、桜交通取締役より事故発生から6年が経過したこれまでの歳月を振り返り、被害者および遺族の方に対しグループ全体としてこの事故を風化させないよう、この全体会議を意義あるものにする旨の話がありました。

この1年を振り返り、グループ全体で昨年に比べ事故率が上がっている点を注視し、乗務員の入れ替わりもあるが、管理責任者は12/3はこの事故があった事を乗務員にあらためて伝え、今日の会議を境に更に気を引き締めて指導をしていくことを確認し、参加者全員で事故により亡くなられた被害者へ黙とうを捧げ、謹んで哀悼の意を表しました。

② 事故の振返りと安全対策について

(株)AT LINER代表取締役より、平成29年の事故から6年間の振り返りと被害者ならびにご遺族の方へ多大なるご迷惑をお掛けした旨のお話しをいただきました。

今思い出しても、事故の第一報から背筋の凍る出来事であり、被害者ならびにご遺族の方は大変苦しい思いをされているとの強い思いがある。また、この事故を教訓として再発防止のために管理者・乗務員がどういう形で取り組んでいくべきなのか今なお課題は尽きない。
乗務員に指導教育で接する態度は管理者の皆さんで違うと思うが、年数がたてば接する立場も変わり、接し方も変わってくるので、状況に応じた判断が非常に大切だと思っているので注意してほしい。

これからも管理・指導について、二度とこのような事故が起きないよう、事故がないのが当たり前という状況を作っていきたいので、各管理者含めご協力をお願いしたい旨のお言葉がありました。

③ 事故防止に関する訓示

当社グループを代表し、株式会社桜交通代表取締役より訓示をいただきました。

ニュース 20221211 第7回グループ安全会議

事故以来6年が経ち、事故の原因を逐次追究してISO39001を活用し事故撲滅のための仕組みを作ったが、軽微な事故は減っていない。なぜ軽微な事故が減らないかを考えてみたが、乗務員は大型二種免許を以てプロドライバーとして業務に従事してもらっているが、同じ環境で同じ業務に従事し続けているとそこに慣れが生じてきて、運転に関しても同じような状況に陥る可能性がある。

「脚下照顧」(他人にとやかく言う前に自分の足元をみて反省しなさいという意味)という言葉があるが、我々はお客様の命を預かっているという責任を重く受け止め、管理者が毎日の指導の中に工夫をしていけば軽微な事故も削減できてくると考えている。
亡くなられた被害者のご冥福と、ご遺族の皆様に思いを寄せ、乗務員の皆さんはもとより、全社員が自分の足元をよく見よということで念には念を入れた行動が定着されるよう祈念するとお話がありました。

④ 事故防止に関する決意表明

最後に、全員で決意表明を唱和しました。

ニュース 20221211 第7回グループ安全会議

以上、事故防止とさらなる事故削減を目指すことを各々が肝に銘じ、参加者全員で決意表明を唱和しました。
私たちはグループ全社一丸となり、再び不幸な事故を起こさぬよう、また多くの皆さまにより安心安全にご利用いただけますよう、これからも安全運行への努力を一歩一歩重ねて参ります。

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