健康管理への取り組み

「運輸安全マネジメント」に基づき、
輸送の安全確保とその安全目標を
達成するために
以下のとおり、全社員一丸で健康管理に取り組んでおります。

「健康事業所宣言」について

健康事業所宣言書

健康事業所宣言とは社員の健康保持・増進を推進するため会社として取組み、その方針を明文化して社内外へ宣言するものです。
当社では社員の健康を重要な経営資源と捉え健康増進に積極的に取り組む「健康経営」に力を入れております。「健康経営」の取り組みの一環として、社員の健康意識向上と健康管理を目的に福島県や協会けんぽが推奨している「健康事業所宣言」を行いました。当社では高血圧対策を中心として健康管理が行える環境整備、健康増進を推進してまいります。

「桜交通の健康通信」について

桜交通の健康通信イメージ

当社では保健師や管理栄養士のご協力の下、食を通じて社員の健康意識を高めるべく独自の健康通信を配信しています。様々な検査を実施するだけでなく、独自の健康通信を配信することで実「効」性のある健康管理を行える環境づくりに力を入れています。 健康を保持増進するには、自らが健康を適切に管理すること、環境を改善していくことが重要です。健康管理の実「行」性の部分を高め、自らの健康生活や生活習慣に目を向けさせ、自身の抱える健康課題を解決するために自らの意思で行動に移せるよう今後もサポートを継続的に行ってまいります。

労働安全衛生法に基づく健康診断

労働安全衛生法による健康診断は、労働安全衛生の観点から実施され、その第66条1項では「事業者は労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行わなければならない」と規定されています。これは一般健康診断とされ、雇入時および年1回以上行う必要があります。
さらに規則第45条では「事業者は、特定事業に常時従事する労働者(深夜運転業務等)に対して、当該業務へ配置替えの際及び6か月内ごとに1回、定期に一般項目について医師による健康診断を行わなければならない」ことから当社では安全衛生法に基づく健康診断を全社員へ実施しております。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)スクリーニング検査

近年、職業運転者が、睡眠時無呼吸症候群(SAS)による原因で交通事故を引き起こしてしまう事案が多数報告されております。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠の質を著しく低下させるだけでなく、日中の眠気や集中力の低下も引き起こします。そこで当社ではSAS(睡眠時無呼吸症候群)スクリーニング検査を受けさせることにより中程度以上の睡眠呼吸障害該当者に適切な治療を促し、質の良い快適な睡眠時間を確保させることによって労災防止と安全・健康向上を図る目的とし毎年実施しております。

乱用薬物スクリーニング検査

残念ではありますが当業界において覚せい剤・大麻等といった薬物を使用し逮捕されるという事件が定期的に報道されております。薬物乱用を原因とする事故が起こった場合には、雇い主である企業の責任も問われかねません。近年職業運転手の覚せい剤事犯検挙数を調べてみると平成24年度にはハイヤー・タクシーが43件、トラックが167件、バスが6件と規制薬物の使用が業界全体の問題になりつつあります。
さらなる安全管理体制の構築を図るために下記の理念を踏まえ規制薬物の検査を毎年全社員へ実施しております。

1. 薬物検査を業界的に広めていくことにより、業界の健全な発展に寄与していくこと。
2. そのために、業界と会社の信頼を得るために毎年実施していくこと。
3. 当社は公共交通機関の一貫をになっており、社会的責任は大きく、輸送の安全を確保することは基より、今後も継続的にお客様から信頼を受けるため薬物使用による運行の絶無を期すことと、規制薬物使用者による運行に対するリスク管理を行うこと。

運転従事者脳MRI検査

脳卒中の受療者数は全国で約20万人以上とされています。入院受療率で比較すると、ガンの1.5倍、心臓病の3.5倍となります。もはや脳卒中は国民病といっても良いかもしれません。
そんな中、運転中の脳卒中による意識障害は、事故に直結する危険性がきわめて高いのは言うまでもありません。脳卒中のなかでも、とりわけ危険性が指摘されているのが「くも膜下出血」になります。くも膜下出血は他の脳卒中と異なり、まったく予兆もなく突然に発症、意識が消失してしまいます。くも膜下出血の原因は86%が脳動脈瘤の破裂によるものです。したがって、破裂前の動脈瘤を早期発見し、危険な場合は必要な処置をすることが重要です。MRI技術の進歩により、MRA(磁気共鳴血管撮影)でストレスなく動脈瘤の発見ができるようになり、当社では運転従事者全員に3年に一度検査を実施しております。

BNP検査(心不全血液検査)

BNPとは心臓(おもに心室)から分泌されるホルモンで、利尿作用、血管拡張作用、交感神経抑制、心肥大抑制などの作用があり、心筋を保護するように働きます。心臓に負担が増えたり、心筋の肥大がおこると増加するので、血液中の濃度を調べることで心臓の状態がわかります。
従来BNP検査は「心不全の病態把握」のための検査として使用されていましたが「心不全の診断」にも使用することが認められました。BNPは自覚症状が出る前から血中濃度が上昇することが証明されていますので、心機能低下の早期発見にも有用であるため、当社では労働安全衛生法に基づく健康診断の際に全社員に検査を実施しております。

インフルエンザワクチン接種

インフルエンザウィルスは感染することによって、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴の病気です。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。インフルエンザウィルスは毎シーズンのように変異し、ウィルスのタイプが変わります。抗体の量は刺激されないと維持できないので、全く新しいタイプのウィルスが流行すると1回のワクチン接種では発症を防げない場合もあります。そのため、年に1度はワクチン接種することが望ましいとされています。 当社では感染症予防(インフルエンザ)対策として、注意喚起ポスター等の掲示、うがい・手洗いの励行や、マスクを配備することにより、飛沫感染の防止と咳エチケット等に対する意識向上を図ってまいりました。より踏み込んだ取組として、2019年度より予防接種を受ける社員の増加を目指すべくインフルエンザワクチンの定期的接種の費用負担を実施しております。

その他

一般事業主行動計画の公表について

株式会社 桜交通 行動計画

男性従業員の育児休業取得について

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