さくら高速バス
安全運行協議会-高速乗合バス 安全運行協議会の設置-

安全運行協議会とは、高速乗合バスの主体運行会社・受託バス会社・センディング(乗客受付案内)会社・バス停管理組織を中心とした高速バス運行にかかわる各会社で構成され、高速バスの安全性やサービス向上を目的として情報共有や改善・実施事項の確認および知識向上を図るために設置・開催しています。
2024年度(後期) 安全運行協議会を開催しました
2025年2月27日(木)に「2024年度 後期 さくら高速バス安全運行協議会」を開催しました。

原則年2回の開催として、今年度後期の前期安全運行協議会が開催となりました。
また今回の開催についても、各事業者の都合を考慮し、Web接続を通じてリモート会議での形で執り行いました。
今回も全19会員から延べ35名が参加し、高速バスの運行に関連する法令改正等の情報共有をはじめ、事故事例と事故防止策の紹介や安全性およびサービス向上のための意見交換、サービス向上のための特別講義を実施しました。

【桜交通 専務取締役】
開会挨拶として、運行事業者、受託事業者並びにセンディング会社様に置かれましては日々の安全運行にご協力頂き感謝したい。今月2月は、寒波大雪による大幅な通行止め影響により一部の便で何日間か運休が生じました。緊急時の運行可否について判断が難しい事案が発生しておりますが、なるべく安全面を考慮して早めに判断をしていきたい所存ですので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
【桜交通 代表取締役】
日頃から安全運行のご協力いただき誠にありがとうございます。やっとコロナ渦が明けたと思いましたが、業界全体では乗務員の人手不足問題や燃料費や原材料が高騰していて、個人的には我々業界を取り巻く環境は厳しい状況だと感じている。我々事業者もお客様に魅力を感じて頂き客単価が上がっていくことを試行錯誤しながら取り組んでいますが、この後の協議会でも情報共有をして各会社様方からアイディアや知恵があれば教えていただきたい。ただ法定のために実施するのではなく、せっかく実施するので安全に関しても実のある会議にしていただきたい。
【桜交通 運行監査室】
今年度後期に実施された受託各社の訪問調査結果報告で、各社とも法令違反となる指摘は無かった点、及び一部の対応について助言を行い確実な管理の実施を依頼すると共に、来年度における訪問調査についても受託各社と都合を調整し実施する旨の周知がありました。又、これから繁忙期に入ることもあり、改めてさくら高速バス受委託便の連絡体制についての確認がありました。
【SQUARE ALLIANCE事業協同組合】
新しいSASスクリーニング検査の商品や睡眠の質改善セミナーの紹介等がありました。
【さくら観光】
さくら高速バスに関する業務連絡事項として、トランク内の荷物に関する注意事項確認が各運行バス会社にあり、併せて各乗り場の状況などについてセンディング会社へのヒアリングがなされました。各乗り場ともこれからの繁忙期の安全対策や工事などで集合場所の変更が発生した場合の対策等の報告がありました。
【株式会社 サポートエクスプレス】
本協議会では、毎回特別講義を実施して頂いており、今回は【脇見運転や漫然運転は、なぜ起こるのか?】をテーマに、脇見運転や漫然運転の起こる要因やメカニズムを説明した上でどうすれば防ぐことができるのかなど、具体的な事故事例も交えての講義がありました。


【ATLINER 代表取締役】
閉会挨拶として、受託事業者様及びセンディング会社様には日頃の安全運行のためにご協力頂き感謝します。4月から大阪万博が始まりますので、大阪への移動が多くなり、東京⇔大阪区間利用のお客様も増えてくると思います。そんな中で安全運行を励行するために乗務員への日々運転教育が大切ですので、今後とも引き続き、安全運行の対応をよろしくお願い致します
今後も引き続き、協議会メンバーがしっかりと結束しあい、より一層の安心安全とサービス向上を目指し、一丸となって取り組んで参ります。
「安全運行協議会」は定期的な開催が義務付けられている法定の会であり、当社としても安全性の向上のため重要な会議のひとつと位置づけており、今後も定期的な開催を実施して参ります。