さくら高速バス
安全運行協議会-高速乗合バス 安全運行協議会の設置-
安全運行協議会とは、高速乗合バスの主体運行会社・受託バス会社・センディング(乗客受付案内)会社・バス停管理組織を中心とした高速バス運行にかかわる各会社で構成され、高速バスの安全性やサービス向上を目的として情報共有や改善・実施事項の確認および知識向上を図るために設置・開催しています。
2024年度(前期) 安全運行協議会を開催しました
2024年8月29日(木)に「2024年度 前期 さくら高速バス安全運行協議会」を開催しました。
今期は原則年2回の開催として、今年度1回目の前期安全運行協議会が開催となりました。
また今回の開催についても、各事業者の都合を考慮し、Web接続を通じてリモート会議での形で執り行いました。
今回から新たな受託運行会社が1社増え、全19会員から延べ35名が参加し、高速バスの運行に関連する法令改正等の情報共有をはじめ、事故事例と事故防止策の紹介や安全性およびサービス向上のための意見交換、サービス向上のための特別講義を実施しました。
【桜交通 業務部長】
開会挨拶として、受託事業者様及びセンディング会社様に置かれましては日々の安全運行にご協力頂き感謝したい旨と新たに1社加入業者も増えたので本協議会の設置概要や訪問調査や街頭指導などの活動内容についてのあらためての説明がありました。
尚、新たに受託運行会社として「レスクル 株式会社」の1社が加盟したため、ご紹介すると共にご挨拶を賜りました
【桜交通 常務取締役】
日頃の安全運行のご協力に感謝したい。繁忙期お盆では幸いにも大きな事故はありませんでしたが、今週から来週にかけ台風が来ており、運行に関するコミュニケーションを取り乗り切れればと思います。お互いの企業がより発展するように協議会としてもご期待に添えるように努めてまいりますので、協議会の内容を役立ててもらい、ともに無事故で健全な事業を構築できればと思います。
【桜交通 運行監査室】
今年度前期に実施された受託各社の訪問調査結果報告で、各社とも法令違反となる指摘は無かった点、及び一部の対応について助言を行い確実な管理の実施を依頼すると共に、後期における訪問調査についても受託各社と都合を調整し実施する旨の周知がありました。又、今年度の貸切型受委託継続申請の際、委託会社が受託会社の運行・整備管理者届出をする必要があると指摘があった点と改めて2024年4月1日からバス運転者の「改善基準告示」の改正と、貸切バスの安全性向上に向けた対策のための制度改正を各運行会社に再度確認と注意喚起がありました。
【SQUARE ALLIANCE事業協同組合】
新たに2社加入して11社の協同組合になったことを報告して、新しいSASスクリーニング検査や薬物スクリーニング検査商品の紹介がありました。
【さくら観光】
さくら高速バスに関する業務連絡事項と併せて各乗り場の状況などについてセンディング会社へのヒアリングがなされました。各乗り場ともコロナ禍から回復して人流が戻ってきたため、対応するスタッフ数確保や質を保つ苦労がある点や、台風時運行の際の混雑対策・バス停路駐対策等の報告がありました。
【株式会社 サポートエクスプレス】
本協議会では、毎回特別講義を実施して頂いており、今回は【関係法令およびバック事故事例等共有事項】をテーマに弊社内で発生したバック誘導人身事故と山形県で発生したバック誘導人身事故2件の事例を検証してバック事故について詳細講義と2024年4月からの関係法令の確認もあり非常に有意義な講義となりました。
【ATLINER 代表取締役】
閉会挨拶:受託事業者様及びセンディング会社様には日頃の安全運行のためにご協力頂き感謝する。先日弊社の便で追突事故が発生しましたが、気を引き締めていない結果が事故につながるので、管理職含め乗務員に注意していきます。今回バック事故について講義いただきましたが、安全に車両を止めようとして必死さがあり、危険(死角)場所に行かないようにしてもらいたい。ヒューマンエラーを無くすために管理職の一言が大切なので、良い事例があれば情報を共有してよくなるようにしていきたい。
今後も引き続き、協議会メンバーがしっかりと結束しあい、より一層の安心安全とサービス向上を目指し、一丸となって取り組んで参ります。
「安全運行協議会」は定期的な開催が義務付けられている法定の会であり、当社としても安全性の向上のため重要な会議のひとつと位置づけており、今後も定期的な開催を実施して参ります。