安全に関する教育及び研修(2022年度)

乗務員指導年間実施計画- 2022年度 桜交通グループ(桜交通・ATLINER) -

実施月指導内容
4月① 2022年度運輸安全マネジメントの取組みについて
② 1.事業用自動車を運転する場合の心構え
5月① 2.事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
② 3.事業用自動車の構造上の特性
6月【前期】乗務員全体研修 ※ 
① 夏の交通安全運動の取組について(7月 全社イエローリボン運動)
② 非常時対応・避難誘導の実地訓練(各営業所)※
③ 救命講習(消防署等による受講)
7月① 4.乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項
② 関係法令の遵守について(労基法・改善基準告示等)*全社員受講
8月① 5.旅客が乗降するときの安全を確保するために留意すべき事項
② 秋の全国交通安全運動の取組について(9月 全社イエローリボン運動)
9月① 6.主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
10月① 7.危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法
② 異常気象時における対処方法
11月① 8.運転者の運転適性に応じた安全運転
② 年末年始安全輸送総点検の取組について(12月~1月 全社イエローリボン運動)
12月【後期】乗務員全体研修 ※
① チェーン講習(実地訓練)
② 救命講習(消防署等による受講)
1月【後期】災害時避難対応訓練(運輸防災マネジメント) ※桜交通
① 9.交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因並びにこれらへの対処方法
2月① 10.健康管理の重要性
3月① 11.安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法
② 春の全国交通安全運動の取組について(4月 全社イエローリボン運動)
※ 外部講師の起用および実際の車両や施設等を用いるなどし、より深い内容や体験を通した指導を実施する。

乗務員全体研修-2021年度(前期・後期)-

当社では輸送の安全に関する教育及び研修について、毎月の指導教育に加え年2回各専門講師に依頼をしての乗務員全体研修を実施し、輸送の安全性向上に努めております。
2021年度についても、東北エリアと関東エリアに分けて6月と12月に乗務員が一堂に会しての実施を計画しておりましたが、いずれも新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、感染拡大防止のため営業所単位での実施といたしました。また、1月に雪上研修を実施する予定で研修カリキュラムを策定しておりましたが、こちらも新型コロナウイルス拡大の状況を鑑み、実施を見合わせております。
今後につきましても、関係各所ならびに外部講師と連携を図り、新しい形での実践的かつ効果的な指導を行うとともに、さらなるスキルアップと安全安心の向上に努めて参ります。

【前期】乗務員全体研修(2021年6月実施)

① 飲酒運転防止と規律の遵守

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国土交通省指導監督マニュアルに基づいた飲酒運転に対する指導として、関係法令や規定およびマニュアルの再確認とあわせて、アルコール依存症の危険性や飲酒運転防止に関する対策として特に乗務前や休憩仮眠時の飲酒に対する規律遵守を啓蒙し、各自が飲酒運転防止を宣誓することで飲酒運転防止の徹底を図りました。

② 気持ちを落ち着けて安全運転

昨年に妨害運転罪が制定され、あおり運転に対して厳しい罰則が科されることとなりました。これを受けて、取り締まり対象となる行為やその罰則内容等を理解し、プロドライバーとして法令遵守と冷静な運転を心掛けるよう指導しました。
また、バス運転時に遭遇しがちなあおり運転を受けるケースや、自身があおり運転をする場面を想定し、イライラしたり怒りにより感情的にならないための自制方法について、「アンガーマネジメント」の手法を知り自身の感情コントロールを身につけることで、イライラや怒りを感じても冷静かつ落ち着いた運転を実践できるよう、安全運転スキルのさらなる向上を図りました。

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➂ ドライブレコーダー映像によるヒヤリハット事例

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事故防止に向け、ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有に関する指導として、最近の事例映像をもとに危険を感じた点やその原因を想像し、それに対する対応策を考えることで各自の危険予測の幅を広げ、かもしれない運転のスキルアップを図りました。

④ 非常時対応・避難誘導実地訓練

非常時に備えて実際にバスを使用して、避難誘導の方法やアナウンスの注意点、非常用信号用具の使用方法、非常扉からの避難誘導、バスジャックを想定した通報訓練、緊急通報スイッチの使用方法、運行管理者との連絡体制の確認など、実践的な訓練を実施しました。

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【後期】乗務員全体研修(2021年12月実施)

① ドライブレコーダーの映像を活用した交通安全講習会

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昨年度当社で発生したヒヤリハット報告やドライブレコーダーの映像を基に、リスクコンサルティング会社に専門的見地から傾向分析を行ってもらい、その結果に基づいた指導コンテンツより、事故発生の割合が高かった「直進路・カーブ」と「駐車場・構内」を取り上げ、事例ごとの危険予測ならびにその対策などをディスカッションし、危険予知や事故防止のスキルアップを図りました。

② 接客マナーと喫煙について

主に高速バスの運行において、お客様の声として寄せられるクレームの中で今回は接客マナーのあり方としてタバコに関する事例に着目し、クレームにつながりやすい状況や当社としてどのような接客を目指すか、法令遵守とタバコによる害や影響を中心に研修しました。あわせて、健康経営による取り組みの観点からも喫煙者に対しては禁煙の取り組みを促し、受動喫煙防止ならびに自身の健康維持につながるよう喫煙率の低下を目指しました。

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