グループを代表し㈱桜交通代表取締役より訓示がありました。
管理者が日々行っている管理業務と運行管理においては、私見が入らず法的に決められたことを当たり前にやること、営業所を管理するためには決まりきったことを決まりきったようにやればよい。
しかし、管理のもう一つの意味としては良い状態を保つという意味がある。その意味からすると営業所長という管理者の長は物事を管理するだけが仕事ではない。良い状態を保つためには自身の知見が入ることとなる。
今回の事故は、昭和61年の創業以来初めてとなる加害死亡事故となってしまったが、ご遺族に対しどのような対応ができるかまたなにをすべきか、未経験なりにやれることを誠意をもってしっかりとやっていかなければならない旨お話がありました。
「人間はミスをする生き物である」管理においては、このミスをすることを前提とし物事を考え備えていかなければならず、まさかに対応する力が求められます。
また、運転操作には「認知」「判断」「操作」の要素があり、運転中は周囲の状況などの情報により、自分の運転にどのような影響を与えるのかを認知し判断することが適切な運転操作につながることから、管理者は情報をいち早く取得することが早めの対応となり、結果危険に対処できることを乗務員に意識させるよう指導し、日頃からの声掛けで気づきを与えることが重要であるとの話しがありました。